まだまだコロナ渦が落ち着かないなか、この夏は夏フェスの急な中止が相次ぎました。
ライブの中止をこれ以上増やさないために、参加者の方からできることを心がけましょう。
なぜライブが急遽中止に?
やはり最も大きな理由は「開催地の感染状況が良くない」ことにつきます。
ロッキンオンジャパンフェスは地元医師会の申し出がきっかけで中止となりましたが、茨城県はその当時ワクチンの接種が遅れ気味で、コロナ以前から医療体制が弱い地域でした。
男鹿フェスも、地元秋田の感染者数が急に増えていたのが理由で中止になりました。
モンスターバッシュも、緊急事態宣言地域のお客さんをお断りして何とかギリギリまで模索していましたが数日前の断念となりました。
このような状況だと、「県外からたくさんの人が来る大型フェスや大型ワンマンライブ」に不安感を持たれてしまう可能性が高まります。
そして京都大作戦は前半2日間は決行できたものの、後半を行うことができませんでした。
この理由としては大雨の可能性と、一部の客のマナーが悪かったことが挙げられています。
マナーだけは改善できる!
開催地の感染状況やワクチンの進捗は地元の事情も大きいですし、バンドのファンじゃない人が飲み会をするのも原因として大きいです。
こうした原因で感染者が増えるのはライブ参加者としてはどうにもなりません。
しかし、「ライブ客のマナーが悪くて中止になる」というのはライブ参加者が心がければ防ぐことができます。
「ここのライブに来るファンはマナーが良く感染対策もしてくれる」という信頼を得るために、いつも以上にマナーを守りましょう。
会場外でのマナーを守ろう
ライブ会場内でしたらスタッフさんが厳しく注意することもできます。
しかし残念ながら、会場を離れると気がたるむ人も見受けられます。
「家に帰るまでが感染対策」ということを肝に命じて行動しましょう。
特にバンドTシャツを着ている人、いかにもバンギャらしい格好をしていると目立ちます。
地方によってはピアスが多い人や派手な髪色やグッズを持っている人も都会以上に浮きます。
会場までの移動は静かにしましょう。
大声で騒ぐ、ゴミを散らす、顎マスクで歩くなどはもっての他です。
飲食店に立ち寄る時も静かに食べるようにしましょう。
場外で飲み会はダメ!
特にこのブログでも再三言いましたが、「遠征先での飲み会」はこの時期絶対やめておきましょう。
特にライブの後はテンションが上がり、お酒が入ると大声になりがちです。
お店で飲むときは、一人で静かに飲み食いをしましょう。
路上飲み、コンビニで買ったお酒をすぐ開けて飲むのは論外中の論外です。
大きなライブだとマスコミがマナーが悪い客を探し出して叩き記事のネタにしようとしますのでライブ全体が迷惑を被ります。
ホテルの部屋に帰ってから静かに飲みましょう。
地元の人が居酒屋でワイワイしていても、絶対に真似をしないようにしましょう。
ファン同士でも注意しあおう
「私はちゃんとしてるのに中止になるなんて」と思うかもしれません。
しかし、例年以上に地元の方がピリピリしていることも多いのが実情。
同じライブに来る以上、同じように見られてしまってもおかしくありません。
ですから、会場近くや行きの電車で大声をあげたりはしゃいだりしてしまう人、食べながら喋っている人がいたらファン同士で注意し合いましょう。
「注意すると逆ギレされそうで怖い人がいる」という場合は、会場スタッフや事務所に報告しておきましょう。
「会場の裏で座り込んでお酒を飲んでいる」などといった場合は特に早くやめさせないといけませんのですぐスタッフに知らせましょう。
次から会場が借りられなくなる危険性もあります。
ワクチンが済んでいてもおとなしく!
早い地域では、もう全年齢のワクチンが打てるようになった市町村もあります。
九州や山陰、四国では早いところが多いです。
夏ツアーやフェスの前に二回目接種が間に合う人も増えます。
しかし、現段階で日本はワクチンパスポートもこれからの整備、海外出張用が先ですので国内遠征用にはまだまだです。
「ワクチン済みだから安心」ということを簡単に証明することはできません。
特に関東や大都市、沖縄はワクチン接種が遅れ気味ですので、「未接種なのにワイワイしてる人」との区別をつけることは難しいです。
また、ワクチンを打っていても感染する「ブレイクスルー感染」というものもあります。
ワクチンが無駄なわけではないのですが、「打ったから好き放題遊んでいい」という話ではありません。
ですから、ワクチン済みの人も当面は打っていない時と同じように静かな移動や食事を心がけましょう。
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