多くのV系ライブでは、現在はライブ中の写真撮影は禁止となっています。
しかし、稀に例外的な措置がとられることもあります。
撮影OKのライブに行くにあたっての心構えはどうすればいいのでしょうか。
大昔は写真OKだった?
かなり大昔のV系のライブだと、今のベテランバンドの若い時の写真が出回っていたりします。
黎明期のV系は色々と緩いというか、まだルールやマナーが整備されていなかった点もあり、スマホどころかガラケーすら普及していなかった頃でした。
なので、なんとなくゆるゆるで黙認されていたところもあったのです。
90年代くらいまでははスマホがなく、安いデジカメも普及していませんでしたのでフィルム付きカメラの「写ルンです」で撮るのが主流でした。
今の「写ルンです」は写真屋さんでデジタルデータにもしてもらえますが、当時はフィルムしかなかったので写真屋さんに持って行き1枚づつのプリントで現像してもらうしかありませんでした。
しかし90年代バンドが大きくなりメジャーでビューして以降や2000年代以降のバンドはライブ中写真撮影不可がほとんどとなっています。
カメラを持って走り回っている人はオフィシャルのカメラマンのみと言うのが原則です。

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他ジャンルでは撮影OKなの?
アイドルや他ジャンルのロックバンドでも、知名度が高いそれなりに大きいところになるとほとんどお客からの撮影はできません。
しかし、女性地下アイドルグループの一部では、条件付きでライブの撮影を認めるところもあります。
撮った写真は指定のタグをつけてSNSに投稿するように勧められることもあり、これをグループの宣伝に使うところもあります。
撮影したいファンのいるエリアを指定するところもあり、「カメコ席」とも呼ばれます。
ただ、グループや事務所によって使用していい機材の規定が異なることもあり、スマホ撮影が禁止のところもあります。
知名度の高いグループだと=LOVEと≠MEは「カメコタイム」という撮影可能な時間帯を設ける試みを行なっています。

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バンド系でもプロになる気はないほぼ趣味の小規模アマバンですと、事前に口頭で聞いておいたらOKのところもあります。
ただ、バンドもジャンル問わず大手はやはり撮影には厳しい傾向にあります。
クラブ系ジャンルだと結構大きくなってもスマホ撮影が特に禁止ではないところも少なからずあり、この辺は文化がだいぶ違います。
HIPHOP系だと結構大きいところでもスマホで撮った動画が普通にインスタなどに投稿されていますが、特に注意が入らないところも少なくありません。
いずれにしろ、違うジャンルに行く時はそこの文化を尊重しましょう。
V系でも写真解禁になる?
2024年のLUNA SEAのツアーでは、指定された曲(WISH)を演奏している間のみ、スマホに限った撮影を解禁すると言う試みがなされました。
これで撮った写真は指定のタグをつけてSNSに投稿することが認められ、イケてると思われた写真にはメンバーが反応してくれたりもしています。
0.1の誤算は「2階席の指定されたエリアではカメラやスマホで撮影し放題」という企画ライブをやっています。
SOPHIAは何と撮影OK曲が6曲という、この規模の大手ではかなり太っ腹なライブをやっています。
ただ、他のバンドでもこれを取り入れるかというと即そうはなっていないのも現状です。
V系でファンが写真撮影OKのライブが主流になる見通しはまだ立たないと言っていいでしょう。

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撮影OKのライブへ行く時の心構え
上記の通り、V系では撮影OKのところがあったとしても当面はまだ少数派に留まり、決まりも色々と試行錯誤することになると思います。
他のバンドに今後波及するにしても撮影機材もスマホのみなのか、一眼レフを持参していいのか今後はまだわかりません。
静止画のみなのか、動画もOKなのかも公演によって異なります。
逆に「静止画NGで動画のみ」というところもあります。
なので、毎回「撮影に使っていい機材は何か」「静止画のみか、動画はOKか」など公式のルールは確認し直しましょう。
「ライブ中の撮影は一切NGだけど、メンバーがはけた後のステージセット撮影はOK」なところもあります。
もし「ライブ中の撮影OK」としか書いていなくて規定が曖昧であっても自主的に他のファンやステージのメンバーに迷惑がかからないようにマナーは守りましょう。
- 一眼レフカメラ持ち込みOKの時、大きすぎる望遠レンズや三脚はやめておく
- スマホで撮るときも他の人の邪魔にならないようにする
- 白目や下着はみ出しなど、あまりにも格好悪く映っている写真はSNSに上げない
- SNSでアップする時、他のファンの顔にはモザイクやボカシ、スタンプをかけて隠しておく
- 撮った写真を使って勝手にグッズやアイコラを作らない
この辺りは公式に注意が入らなくても自分で考えて守りましょう。
野放図にしていると2度と撮影解禁にならないどころか全体的なルールもキツくなります。
機材選びや設定を決める上で
どの機材を選ぶかは公式の決まりはもちろん最優先。
規定が曖昧な場合は、周辺の人に邪魔にならない形状やサイズであることがまず一番です。
特に一眼レフの人は自分の席番を確かめ、指定席の時は自分の前や横に使えるスペースがどれくらいあるかを考えてレンズを選びましょう。
各ブロックの最前でしたら少し長さがあってもいいですが、それでも公式のカメラマンやスタッフさんの通路移動の邪魔にならない程度にしておきましょう。
設定やレンズ選びに関しては、撮影OKの文化があるジャンルのSNSやブログを参考にしましょう。
上記の通り、撮影OKのグループ数も多いのが地下アイドルですし、コスプレやポートレート撮影、タレントの撮影会に出かけるアマチュアカメラマンとも層が被ります。
そちらのファン向けの撮影ノウハウも書籍がありますし、ブログ(noteなど)でも詳細な記事が多数出ていますので予習しておきましょう。

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カメラメーカーやプロカメラマンの公式サイトや、機材販売会社の公式サイトにもライブ撮影の技術的なガイドが書いてあるところがあります。
レンズ選びや設定の参考にするといいでしょう。
運営会社 | 記事名 | 備考 |
サウンドハウス(音楽機材販売) | 小型ミラーレスカメラを使いライブハウスで動画を綺麗に撮る方法 | ソニーの小型ミラーレスを使用 |
Nikon | ライブハウスで撮影する(感度自動制御を使う) | D850を使用 |
Gopass(撮影機材レンタル) | 一眼カメラでライブ写真を撮影する際の設定とは?撮影のコツやおすすめカメラ・レンズも紹介 | |
ゴーフォト(写真家今井剛公式サイト) | ライブ写真の撮影機材紹介と撮り方 | |
Adobe | コンサート撮影 完全ガイド |

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