とにかく費用を節約して遠征したい人にとって、魅力的な激安夜行バスが青春エコドリーム号。
どのようにライブ遠征に活用すればいいのでしょうか?
青春エコドリーム号とは?
JR系のバス会社が運営している格安の高速バス路線です。
以前は「青春ドリーム号」「超特割青春号」に別れていましたが現在はこの名称に一本化されています。
特に東京と関西を結ぶ夜行バスの中でも激安として知られています。
青春エコドリーム号の設備は?
座席は2列×2列の4列です。
座席には全席電源があり、スマホを充電できます。
wi-fiもありますが「1回につき30分」「1日5回まで」の制約がありますので長時間使うにはあまり向きません。
フットレストはありませんので、持ち込んだバッグか足置き台で足を休められるならそうしたほうがいいです。
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青春エコドリーム号のチケット購入は?
JRバス系の公式サイトである「高速バスネット」で予約します。
クレカ払いもコンビニ払いも可能です。
青春エコドリームはどれくらい激安?
時期によっても多少上下しますが、最も高い時期の普通運賃でも東京〜大阪まで9,700円。
空いている時期に早期割引が取れると何と片道3,000円の時もあります。
新幹線の東京-大阪間の通常料金が片道13,000円を超えるのを考えると、価格面ではかなり安いと言えます。
青春エコドリームのここがキツい!
値段だけ見るととても魅力的な青春エコドリームですが、「きつすぎ」「もう乗らない」という人も少なくありません。
車両が極端に汚いこともそうないのですが、何故なのでしょうか。
疲れがたまる!
フットレストもない、リクライニングも十分でない車両で一晩過ごさなければならない環境は、想像以上にキツいものです。
横になって寝られないと腰に響きますし、特に30歳を過ぎるとどんどんキツくなってきます。
腰痛になると治療費の方がケチった金額より高くつくこともあります。
さらに普通の3列シートの夜行バスよりトイレ休憩が多いので、どうしても目が覚めてしまいます。
このように寝付きにくい環境ですので、睡眠が細切れになりがちで眠気がなかなか取れません。
足元も狭いので疲れがものすごくたまります。
降りる頃には足がむくんでパンパンもよくあることです。
普段から寝付きのよくない人だと、全く眠れないということにもなりかねません。
睡眠が取れないままフラフラだと翌日のライブも楽しみきれません。
隣人ガチャの当たり外れ
3列独立シートの夜行バスならまだいいのですが、2列×2列だと隣の人との距離がどうしても近いです。
お隣さんは指定できませんので、当日行ってみないと隣がどんな人かはわかりません。
座席からはみ出すほどのボリュームのありすぎる人、いびきが大きい人だとこっちも寝られません。
いびきや体型はまだ本人も好きでそんな状態なわけではないので怒るに怒れませんが、「不潔」「迷惑行為をする」といった「本当の嫌な奴」だった場合一晩中不愉快な思いをしないといけません。
明らかな犯罪行為(痴漢、暴力)や酔っ払いなどがうるさくするレベルなら乗務員さんに言ってどうにかしてもらうことも可能ですが、「追い払うほどでもないけど微妙に腹たつ」くらいの人と隣だと一晩中ストレスです。
このリスクを少しでも減らすためには、女性の方であれば女性専用席を指定して予約しましょう。
女性同士でもキツい人はキツいですが、「異性のキツい人」の隣になるリスクは少なくともなくなります。
毛布がない!
格安便なので、寝る時に羽織る毛布がありません。
寝ている間に冷えてしまうこともあります。
慣れた人はパーカーなどを毛布がわりにかぶったりして対策しています。
アウトドア用のコンパクトにたためるブランケットを持参しても良いでしょう。
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青春エコドリームは結局お得なのか?
激安さがありがたい青春エコドリームですが、やはり安さ相応のリスクは大きいです。
若くて元気で体力のあるうちならまだ良いのですが、少し歳がいってくるとこの疲れの取れなさが半端なく響きます。
結局その疲れのせいでライブを楽しむのに支障が出てはチケット代ももったいないです。
また、寝付けず疲れがどうしようもなくホテルのデイユースで仮眠を取らないよと動けなくなる状態になれば、ケチったお金以上に料金がかかります。
足腰が痛いのに耐えきれず治療院のマッサージや鍼に通う羽目になるとかえって高くついてしまいます。
青春エコドリームを使うかどうかは、予算だけでなく自分の体力もよく考えましょう。
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