コロナ騒動関連で困っている宿泊施設や旅行業界、関連産業への補助として始まった「GO TO トラベル」。
ライブ遠征に使いたい人も多いでしょうけど、どのように使えなばいいのでしょうか?
まずはその基本を解説します。
GO TOトラベルは何が割引になるの?
基本は「国内旅行に一回行くごとに、上限2万円まで(日帰りは1万円)が国から助成される」ということです。
ですから、海外旅行には適用されません。
もっとも、当面海外は入国規制もありますので遊びで行くことは困難な状況ではあります。
旅行代金の割引の他に、「地域共通クーポン」というものがつき旅行期間中のお買い物に使えます。
後ほど説明しますが、パックツアーと「個別に宿泊施設や交通機関を予約する」のでは料金が違うこともあります。
期間は今の所2021年1月31日(2月1日チェックアウトぶんまで)となっていますが、2020年末に2021年6月まで延長の見込みが発表されました。
ただし、予算上限になると早く終わる可能性もありますので、申し込みは早めにしておきましょう。
どうやったら申し込めるの?
GO TOトラベルは対象の事業者を通じて申し込む必要があります。
とはいっても難しく考える必要はありません。
JTBなどの大手旅行代理店や、楽天トラベルやじゃらんなどの有名予約サイトならばほとんど対象になっています。
ANAやJALなどの航空会社系列の旅行代理店でも受け付けています。
また、ホテルも大手チェーンでは対象となっている場合が多々あります。
このような大手会社を利用して申し込むときは、大抵公式サイトにGO TOトラベルキャンペーンの広告バナーがあります。
そちらを踏んでいって、案内に従って行きたい場所のパックツアーやホテルを探し、これというものを申し込めばいいのです。
申し込みの過程で、クーポンのバナーを踏むことによりクーポンを取得できます。
地方の小中旅行代理店や単立ホテルでも対象事業者となっている場合が多くありますので、まずは公式サイトを見てみましょう。
もちろん、直接旅行代理店の店頭で申し込むことも可能です。
「GO TOトラベル使ってどこそこに旅行に行きたいんですが」と店員さんに日程や人数、予算を述べて相談してみましょう。
地方の単立ホテルですと、DrumBe-9に近い熊本のホテルキャッスルなども対象施設です。
GO TOトラベルを使える人、使えない人
しかし、全員が使えるわけではありません。
まず、東京都は未だコロナ感染者数が多いため9月いっぱいは東京在住者は利用することができません。
10月1日から利用できることになりました。
東京在住者向けには9月18日から各旅行会社や予約サイトで10月以降からのプランが販売されています。
11/17予約ぶんより、日数制限が設けられ連続で7泊までのみとなります。
また、仕事の出張での使用はNGとなりますがライブ遠征は私的な旅行の範疇になりますので大丈夫です。
また、コロナウイルスの感染状況によっては一部地域で利用制限や新規予約制限がかかる場合もあります。
2021年11月下旬から12月半ばまで、札幌など一部都市は利用できなくなっています。
また、年末年始は12/28〜1/11まで使えません。
禁止とは言われていませんが、大人数グループでの利用はあまり推奨されていません。
できるだけ1人か、少人数での遠征に使いましょう。
未成年は使えるの?
国内旅行で、指定された事業者を使うのであれば年齢の制限はありません。
ただし、利用する旅行業者やホテルの規定には従わないとダメです。
パックツアーではもともと未成年は保護者の承諾書が必要ですし、ホテルも同意書が必要なところが多いです。
これに関しては各旅行会社やホテルに問い合わせましょう。
パックツアーと宿個別とどっちがいいの?
GO TOトラベルを申し込むとき、「パックツアーを申し込む」「個別に宿だけを予約する」の2通りの方法があります。
宿だけを申し込む場合、交通費は全額自腹ということになります。
パックツアーを申し込む場合、ツアー全部に割引が効きます。
しかし、ツアーと宿の個別予約どちらを申し込むのが得かは日程や宿泊先によっても違いますので、「こっちの方が確実に安い」とは言い切れません。
宿泊費をGOTOで割り引いて、交通費を早割で取れれば安くつきますしね。
面倒かもしれませんが、行き先に応じて自分で計算して比較してみましょう。
利用当日はどうしたらいいの?
使うときは、特別なことはいりません。
パックツアーの場合は、書類をプリントアウトして持っていけばいいです。
スマホに行程表やチケットのバーコードを入れておける場合もあります。
予約サイトの場合、公式アプリのマイページから行程表が見られることがほとんどですので、アプリはスマホに必ず入れておきましょう。
JALやANAのダイナミックパッケージでしたら、スマホ用公式アプリのメニューから「国内ツアー予約」のところから行けばeチケットや行程表が表示できます。
あとは普通の遠征の持ち物があれば十分です。
マスクや消毒液を持参し、コロナ対策を自分でできることをして、出発まで健康管理をしっかりして行きましょう。
ただし身分証明書は必ず持参しましょう。
もちろん、当日体調が悪いときは遠征を断念し、パックツアー利用の場合は速やかに旅行会社に連絡して指示を仰ぎましょう。
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