2021の夏フェスはどうなる？

多くの夏フェスが中止になってしまった2020年。

いつもの春ならそろそろ大手夏フェスのチケットも販売されている頃ですが、まだ2021年もコロナ収束には遠いです。
夏フェスは一体どうなるのでしょうか？

大型フェスの開催予定事情は？

2021年2月段階では、多くのGW〜夏のフェスは現地開催の予定を組んで公式HPを立ち上げています。

しかし、年明けすぐに緊急事態宣言が出された状況もありまだまだ各主催者とも悩んでいるというのが正直なところです。

いつもの年ならチケットを早々に販売しているフジロックも、今年は2月に入っても日程のみの発表でチケット販売も4月以降になります。

延期扱いとなったスーパーソニックは発表が遅れに遅れましたが、9月に開催が決まりました。
こちらは海外アーティストはワクチン接種済みの人を呼ぶとの公式声明がありました。

ライジングサンは日程は出ていますがチケット発売を停止しており、長らく調整中としていましたが、GW明けになってやっと詳細が発表されました。

ロッキンオンは3月になっても2021年の公式サイトができておらず、やるかやらないかも発表が遅れていましたが6/11にやっと決行の発表が出ました。

このように、全体的にフェスがあるかどうかの発表すら遅れ気味な状況です。

大手のフェスでチケットを販売しているのは、開催日が早いアラバキくらいです。
こちらはキャンプ場チケットも含めて販売しています。

そのほかに、5月以降にもいくつかのキャンプインフェスが開催予定にはなっています。

このまま感染状況が下火になったとしても、やはりギリギリまで動向を見て決めることになると思いますので、発表は何かと遅れがちになると思います。

諸外国からのミュージシャンも、フジロックはすでに招聘を断念しました。
しかし、国によってはワクチン接種が進んでいますので「ワクチン接種済みの人のみ招聘」と言うフェスも増える可能性があります。

2021年に関しては、気を長くして時々フェスの公式サイトを見に行きましょう。

2020年はフェスシーズンに多くのフェスが中止になりましたが、オンラインでの開催に切り替えたところも多くあります。

氣志團万博のように、フェスの予定会場ではなくライブハウスからの中継にしたところもあります。

ですから、2021年も状況によってはオンライン切り替え、もしくは最初から配信のみとなるフェスも多くあると思われます。

2021年の春頃までは、最初からオンラインのみとして発表された小規模フェスも多くあります。
大手でも、ロッキンオンは4月にオンラインフェス「JAPAN ONLINE FESTIVAL 2021 Spring」の開催を決定しています。

もし2021年の夏に順調に感染者が減少したとしても、まだまだワクチンは行き渡らない頃です。

医療職以外の一般人がワクチン接種できるのは、早くても65歳以上高齢者が4〜5月ごろです。
小さな自治体だと65歳以下の人も早く受けることができますが、大都市はどうしても一般は遅れ気味になります。

医療関係者や高齢者が優先である以上、若年〜中年世代のミュージシャンやイベンターが接種を夏までに全員受けることは難しいと思われます。

また、ワクチンの効果がどの程度あったか見極めにも時間がかかります。
抗体がつくまで2回目接種の１週間以上後と言われていますので「ワクチン打ったから即何もかも解禁」になることはありません。

飲み会シーズンになるとまた感染者数が増える危険性もあります。

なので、通常のルールに加えやはりコロナ対策の厳しいルールがプラスされる可能性は高いです。
マスク着用やコール禁止は今年のフェスには続くことになるでしょう。

アラバキは「不織布マスク必須」「会場内での支払いはクレカか電子マネー」という決まりを設けて開催に模索していましたが、結局直前に中止になってしまいました。

ギリギリになって新しい規則がつけ加わることもあり得ますので、柔軟に対応しましょう。

いつもの年ならキャンプ用具を買ってテントの張り方の練習などをする人も多いと思います。
しかし2021年に関しては、キャンプもできるかできないかわからない状況です。

道具を購入するときは、フェスが空振りになってもいい覚悟はしておきましょう。
「もしフェスがなかったらキャンプ場に行けばいいや！」「キャンプ用品持ってたら防災用の備えもなるよね」くらいのつもりでいた方が気が楽です。

マスクや消毒薬、熱中症対策グッズはやはり用意しておきましょう。
フェスがなくても、日常の健康管理に役立ちます。

そして一番大事な準備は「自分がコロナにかからないように毎日の予防策を手抜きなくする」ことです。
感染者数が減るほど、フェスが実現する可能性も高くなると思って頑張りましょう。