2020年の秋以降、大都市を中心としたコロナ感染拡大や緊急事態宣言の再度発出でライブの延期や中止がまた相次いでいます。
この再延期ラッシュはいつまで続くのでしょうか?
冬春ライブの再延期状況は?
一時は客入れライブを再開し始めていたバンドも、秋冬の感染者拡大や緊急事態宣言に伴い「やっぱり中止、再延期します」と発表するところが多く出ています。
延期のアーティストがあまりにも多いため、なかなか再延期日程が決まらないところも多いです。
ワクチンという光明が見えつつあるものの、接種は医療職と高齢者が優先ですからバンドマンや医療職以外のバンギャはどうしてもワクチン接種は優先順位は高くはありません。
春のうちは早くても高齢者に接種している時期になるでしょう。
2021年の年明け段階で導入の目処が立っているワクチンは、16〜18歳から可能というものが多いです。
まだ未成年へ接種できるかどうか確認する治験が終わっていないので、中学生以下がワクチンを摂取できるまではもっとかかります。
また、ワクチンが順調に効力を発揮しても、抗体がつくまでは時間がかかります。
ファイザーワクチンは1回目の接種から抗体がつくまで3週間以上かかってしまいます。
参照:新型コロナウイルスワクチン情報首相官邸公式twitter
超順調に行っても、ある程度ワクチンがいきわたるのは寒くなってからになりそうです。
こうした事情を鑑み、延期日程をかなり後ろ倒しにして、2021年後半以降に持ってくるところも多いです。
LUNA SEAは2021年の11月に延期しています。
直前のライブ中止はまだある?
このような状況ですから、ライブも直前中止、もしくは客入れ中止で配信のみへの切り替えはまだまだ相次ぐと思われます。
2/3予定だったlynch.の武道館も中止になり、代わりに無料配信ライブになりました。
また、メンバーやスタッフが感染・発熱すれば当然当日だろうと中止になります。
緊急事態宣言が解除後も、こうした事態はあり得ることを覚悟して準備をしましょう。
緊急事態宣言はいつ解除?
結局栃木以外は再延長となった緊急事態宣言。
今の所は3/7までということになっています。
国ではなく、県独自での緊急事態宣言をやっていたところもいくつかありましたが、宮崎県は2/7で解除できることになりました。
熊本県は感染者数は落ちましたがまだ病床の余裕がないということで2週間延長になりました。
繰り上げ解除はどうやったらできる?
感染者数が順調に減少できれば、3月を待たない繰り上げ解除もあり得ます。
1月後半以降かなり新規感染者が下がっているのも事実です。
福岡県や京都も2月に差し掛かってから新規感染者が100人を切り始めましたので、努力が実っているのは確か。
とはいえ、医療機関の逼迫がマシにならなければ解除は厳しいです。
すでにコロナにかかってしまった人が退院できるのは早い人でも数日、長い人は1ヶ月以上かかりますので、感染者数が減り始めてから医療機関に少しは余裕ができるのは2週間以上先の話です。
2020年春の解除の時は東京が新規感染50人を切ってからですし東京は人口が多いぶん慎重になることが予想されます。
福岡や岐阜はこのペースで頑張れば、3月を待たない早期の繰り上げ解除も夢ではありません。
東京と大阪に関しては一時期よりだいぶ減ったとはいえ、まだまだ3桁が続きます。
福岡や京都よりも解除は後になると見た方がいいでしょう。
何にせよ今は繰り上げ解除ができるよう、各自対策を頑張るしかありません。
早期解除のためにできること
緊急事態宣言が繰り上げ解除できれば、客入れのライブ再開や予定通りの開催ができる可能性は高くなります。
もちろんまだまだワクチンの効果が確かめられ収束の道筋が立つまでは、ライブでの発声禁止などの厳しい対策は続くでしょう。
コロナ対策には近道はありませんので、各自できることはやはり「手洗い、消毒、マスク」の基本と日々の健康維持を守ることです。
気の長い戦いになりますが、頑張れば成果が出ることも分かりつつあります。
春が近づくと歓送迎会や卒業旅行のシーズンですが、これもまだまだ我慢です。
飲み会やお茶会といったおしゃべりイベントはオンラインにして、実店舗への訪問はお一人様に切り替えていきましょう。
配信ライブにも、無理のない範囲で課金してアーティストを支えてあげるのも大事です。
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