ライブ中にマスクするのはあり？

最近はインフルエンザやコロナウイルスのニュースが世間を騒がせる中、ライブ会場でも入場前にはマスクをしている人が多くなりました。

しかし、ライブ中にマスクをするのはありなのでしょうか？

ライブ中のマスクってマナー違反なの？

一昔前は、「ライブ中にマスクなんてマナー違反だ」という人もいるのはいました。
しかし、最近は流れが大きく変わっています。

インフルエンザに感染したメンバーがライブを休むのも当たり前になっており、バンドでもアイドルでも、メンバーファン共に感染症に対する意識は向上しています。

ことに新型コロナウイルス（COVID-19）騒動の後は、バンドの公式サイトの方からも「咳が出ている人はマスクをしましょう」という呼びかけがされています。

むしろ「マスクをつけないと入場禁止」というイベントの方が増えています。

ですから、今時は「マスクをするのがマナー違反」ということはありません。
「風邪じゃないんだけど体質的に冷房でたまに咳が出る」時や、感染症の流行が心配な時「マスクしたいな」と思ったら堂々とつけていっていいです。

マスクをするのは、空気中のウイルスを防ぐ効果というのは実はそんなに多くはありません。

どちらかというと、咳で飛んでくる唾から防御し、かつ自分の咳を唾ごと周囲に撒き散らさないという目的のためにするものです。
飛沫感染するコロナウイルス感染症や麻疹といった伝染病の病原体は当然唾に入っていますし、それ以前に唾がかかったら気持ち悪いです。

そして、会場の空気が乾燥しやすい時は喉を守る役目もあります。
人によっては、乾燥や寒さで咳が出やすい人もいますから、それを防ぐことにもなります。

ですから、鼻と口を軽く覆っていて、唾の飛び散りを防げるならばそんなにガチガチのマスクでなくていいです。
ごく普通の市販のマスクで、自分がつけ心地が良いもので構いません。

ロックバンド系だと気分の問題もあるのか、黒マスクの人も多いですね（笑）

むしろN95マスクとかあんなのをつけていくと息が苦しいだけで、コロナウイルスなどはそこまでしても大した効果はありません。
N95マスクは医療現場などで無いと困りますので、一般人が買い占めるのはダメです。

インストアイベントなどでつい喋ると唾が飛びがちな人も、このご時世ですからマスクをしていっても理解してもらいやすいと思います。

花粉症や寒冷アレルギーの人も、しんどい思いをするよりはマスクをつけて楽になった方がいいですし、シーズンにはつけていっても構わないです。

せっかくマスクをつけても、鼻が丸出しでは意味がありません。
くしゃみの時に鼻汁が飛び散ってしまいます。

マスクは鼻から覆うようにしましょう。

市販のマスクだと、広げて鼻から口にかけて覆うものが多いと思います。
パッケージに書いてあるつけかたの注意を守り、マスクの裏表を間違えないようにしましょう。

取り外す時は、外部からの飛沫が付いている可能性のある表面には触れないようにしましょう。

コロナウイルス騒動以降、マスクがすぐ売り切れてしまうので店頭になかなか並ばなくなっています。

しかし、上記のように唾が飛び散らなければライブ中のマスクの目的は果たせますから、手作りのガーゼマスクやペーパーマスクでも、完全な代替品にはなりませんが全くないよりはましです。

しかしこのご時世、布屋さんでも手作りマスクに使う布地やゴム紐が品切れというところが増えているようです。

手作りマスクの材料も入手できなけば、バンダナで鼻から覆うマスク状態にするだけでも唾の飛び散りはある程度抑えられます。
バンダナマスクならロック風着こなしにもできますし（笑）、下の通気性もいいので混むライブ会場でも息苦しくなる心配が少なくて済みます。

もちろん、上記の布の代用マスクも衛生上は使い捨てが望ましいのですが、このご時世材料がもう手に入らないこともあります。
どうしても使い回しせざるを得ない場合は毎回必ず洗うようにしましょう。
ペーパーのマスクなど、水洗いに耐えられない素材であれば絶対使い捨てにしたほうがいいです。

コロナウイルス対策も考えると、エンペローブウイルスを減らすのに有効な石鹸で洗って屋内干しするのが良いです。