秋冬遠征のコロナ対策

夏は中止になったライブも、秋頃から少しづつツアーを再開するバンドも出てきています。
年明け以降になるとさらに再開組が増える見込みで、GOTOトラベルを使って遠征の人も多くなるでしょう。

しかし、未だコロナウイルスは油断ができません。
秋冬の遠征はどのようなことに注意すればいいのでしょうか。

インフルエンザ予防注射は必ず打とう！

コロナウイルスとインフルエンザは直接関係ないように思うかもしれません。

しかし、コロナが感染した時に他の病気があるとより症状が重くなる可能性があるのです。
感染してしまったときも、できるだけ軽い症状ですむに越したことはありません。

ですから、予防策がある病気は可能な限り対策をしましょう。
インフルエンザは予防接種がまず肝心です。

コロナ騒動以降、従業員の感染や重症化防止のためインフルエンザ予防接種に補助が出る企業も増えています。
社会人の方は勤務先でもし補助を出してくれるのでしたら是非活用しましょう。

アレルギーなどの体質で予防接種ができない人は、いつも以上に感染対策を厳重にした上でかかりつけのお医者さんに相談しましょう。

インフルエンザももちろんですが、普通の風邪も冷えて弱っているとかかりやすくなります。
体が弱るとコロナウイルスにも当然やられやすくなるので、防寒はいつも以上に大事です。

特にコロナ対策を厳しくやる昨今のライブだと、ライブ途中に換気タイムが何度かあったり通常のライブより短めの２時間くらいで終わるところも多いです。

ですから、会場内にいるときも寒くなる場合もあります。
声出しが禁止とは言え、手拍子ヘドバンOKなら多少汗もかきますし出た後も冷えてしまう可能性が高いです。

服装は調節の効きやすい格好を心がけ、冷えないように汗はこまめに拭きましょう。

暴れ系ノリで動きやすさを重視し、首元が空いている服を着ている人は外に出るときネックウォーマーをつけて首元を寒さから守るのも手です。

ホテルでも寝冷えしないように気をつけて、もし追加の毛布が借りられるのでしたらそうしましょう。

雪の降る地方に行く人は、タイツや防水の手袋は必須です。
できれば足元から冷えないよう、積雪がある地域では完全防水のスノーブーツが望ましいです。

もちろん、今までの感染対策も手抜きせずしっかりやりましょう。

マスクはほとんどのライブで必要なので絶対忘れてはいけません。
ライブの途中で、ドリンクを飲むなどのとき以外はつけておきましょう。
飛行機やバスもマスクなしだと乗れないところが多いです。

マスクは自分が心地よくつけやすいものであることが大事ですが、防御の効果は使い捨ての不織布マスクの方がより安心と言われています。
最近は随分手に入りやすくなりましたので、何枚かもっておきましょう。

感覚過敏など心身の状態に支障があってマスクがつけられない場合は、あらかじめ公式や航空会社に連絡して相談しましょう。

こまめに手洗いと消毒、ホテルに帰ったらすぐのうがいと入浴も基本です。

冷える中で消毒手洗いを頻繁にやりますから、赤ぎれもできやすくなります。
ハンドクリームなどで手をケアしておきましょう。

コロナが収まるまで、いつもの冬以上に健康管理に気を配ることが大事になってきます。

ですから、遠征費用をケチりすぎるのは今は特にお勧めできません。

夜行バスですとどうしても睡眠がきっちり取れず疲れたり冷えたりしがちですし、換気がしてあるとはいえ4列の格安便だとやはり人が近くにいるぶんくしゃみなどの飛沫を浴びるリスクは上がります。

交通機関は短時間で移動できる新幹線や航空機の方がいいです。

多少費用がかかっても、疲れず無理のない遠征をしましょう。

宿泊先もコロナ対策のしっかりしたホテルを選びましょう。

GOTOトラベルや早割、各種パックを使っても予算がどうしても厳しいのであれば、現場に遠征せず配信のみの方がいいと思います。

秋になり、また大都市圏を中心にクラスターが発生しています。
そのうちのいくつかは、大学生などの飲み会によるものです。

ですから、遠征先で食事をする時には立ち寄る店にはよく気をつけましょう。

安全を期するならばテイクアウトを買って部屋で食べる方がベターです。