V系の定番といえばインストアイベント。
どんな場所で開催されて、どのような流れなのでしょうか。
その基本を解説します。
インストアイベントはどこでやってるの?
従来はV系の場合、インディーズのうちはV系専門店、少し大きくなると大手CDショップでやっていることが多かったです。
しかし最近はCDが売れない時代になりCDショップ自体が全国的にかなり減ってきました。
加えて2018〜2019年前後にはV系ショップが次々と閉店。
ZEAL LINK、Brand-X、SKULL ROSEといったおなじみのショップも無くなってしまいました。
そのため、インディーズのバンドでも一般CDショップでインストを行うところが増えています。
もちろん、今でも残っているライカエジソンやLittle HeartsといったV系専門店でのインストも無くなってはいません。
V系専門店の場合、店舗の面積が小さいのでイベント時間は一旦店をお休みにして店内全部をイベントに使う場合もあります。
タワーレコードやHMVといった全国チェーンCDショップや、地方だと福岡市の天神にあるウイドウなどもインストがよく行われる会場です。
大手CDショップですと店の面積が幾分広いので、店の一角にイベントスペースがあったりします。
また、CDショップ以外のレンタルスペースやライブハウスを借りて行われる「アウトストアイベント」もあります。
インストアイベントに参加するには
インストは基本、音源を売るための営業イベントです。
ですから、音源発売の時期に合わせて行われることが普通です。
ツアーのついでに、ライブの前日もしくは翌日に各地方のショップでインストをやるのも恒例です。
指定された音源を購入し、参加券をもらいます。
購入条件やイベントの内容はその時により詳細が違ってきますので、必ずバンドの公式サイトかショップの公式サイト・店頭告知をよく読みましょう。
「2タイプ同時購入」とか「3タイプのうち2タイプ購入」とかもあります。
イベントのルールも公式サイトに書いてありますので、守りましょう。
「イベントの録音録画禁止」はどこも基本です。
小さなV系専門店だとスーツケースなどの大荷物持ち込みも禁止なことが多いので、預けられるロッカーを探しておきましょう。
ホテルを取っている人は宿泊期間内やチェックアウト当日中なら預かってもらえるので、そうしましょう。
インストアイベントの基本の流れ
細かい流れはそのイベントごとに違いますが、V系でライブハウスツアー規模バンドの場合
トーク→握手・サイン・チェキ撮影のどれか
という流れは概ね共通しています。
トークはまず挨拶や近々のライブの感想や意気込み、新譜の内容について語った後、お客さんからの質問用紙に沿って回答トークを行います。
司会はショップの店員さんがやることもありますし、事務所やレコード会社のスタッフさんがやる場合もあります。
一通り喋ったのちに終わりの挨拶をして、握手やチェキ撮影に移ります。
トークの後に握手会なのかサイン会なのか、チェキ撮影会はそのイベントごとによって違います。
バンドの方針だったり、スケジュールの都合だったり様々です。
狭いV系ショップでインストにたくさん人の来るバンドだと、全員がトークを聞けないこともあります。
「トークあり券」「握手のみ」など参加券の違いが出る場合もあります。
大手CDショップだとスペースがわりと十分にあるので、トークも握手も両方可能という場合もあります。
バンドのスケジュールや方針によっては、トークが無く握手会のみ、一部のメンバーのみが参加という場合もあります。
ファンレターやプレゼントも小さい規模のバンドだと手渡し可能な場合もありますが、少し知名度の高いバンドや事務所所属バンドだと手渡し不可でプレゼントボックスが出ることが多くなります。
V系の場合、ホールツアーレベル以上の大きいバンドだとインストをあまりやらなくなる傾向にあります。
これは結構一般的知名度が高くても握手会をやる女性アイドル界隈と事情が違いますね。
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インストはどれくらい時間がかかる?
基本的にトークはだいたい30分あるかどうかです。
握手やサインは並ぶ順番にもよりますが、V系専門店でやるくらいの規模のバンドなら概ね30分くらいです。
ちょっと読みづらいのがチェキ撮影会があった時です。
「メンバー全員+お客さん1人」のチェキを1人づつ撮るだけでなく、そのあとに「推しメンとの2ショットチェキ」の番があることもあります。
人気メンバーだと2ショットチェキの列は結構長くなるので、そのぶん時間がかかります。
何にせよ、ワンマンツアーを毎年やれるくらいの規模のバンドでしたら1時間くらいは見ておいた方が無難です。
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