女性のライブ遠征で大きな悩みの一つが生理です。
遠征と生理期間中が被りそうな時はどのような対策をすればいいのでしょうか。
生理中の交通機関利用はどうする?
期間中はお腹も痛かったりして、長時間座っていることがキツい人も多いと思います。
生理用品の交換も心配なところ。
交通機関での長距離移動が特に体にこたえる時期です。
できれば、飛行機や新幹線など早く行ける手段をとり体への負担を少なくするのがベストです。
飛行機に乗るときの生理対策
移動時間を短くするのには便利な飛行機ですが、離陸着陸の時間や気流が荒れて揺れた時など、機内でトイレに行けない時間も長くなりがちです。
搭乗前には必ず一度空港のトイレに行き、ビデで洗った上で新品の長時間用ナプキンに交換しておきましょう。
下腹部を冷やさないようにすると幾分かは痛みもマシになりますので、機内ではブランケットを借りておくといいでしょう。
万一座席を汚してしまった時はCAさんにそっと申し出ましょう。
CAさんも女性の多い業界ですので、理解して対処してくださると思います。
新幹線に乗るときの生理対策
特に繁忙期の時、生理中に新幹線に乗るのであればケチらないで指定席をとった方がいいです。
長距離になると立ちっぱなしはしんどいですからね。
トイレに行きやすい場所の席であればなおベターです。
空いているシーズンでしたら、こまめにトイレに行ってナプキンを替えておきましょう。
繁忙期で通路が埋まっているような時は、乗車前に駅のトイレで長時間用に替えておきましょう。
夜行バスに乗る時の生理対策
遠征時で特に悩ましいのが夜行バス移動の時です。
長時間座っていかなければならないので、失敗しないかが気になるところ。
もちろん飛行機や新幹線で移動できた方がいいのですがそうはいかない時もあります。
予算の問題だけでなく、仕事の都合でどうしても夜行移動しかできないことは多々あります。
特に一番キツい日に移動日が当たると不安な方も多いと思います。
長時間座っていますし、漏れてしまわないか心配ですよね。
ですから、夜行バス乗車時はなるべく大きめのナプキンで対策しましょう。
30cm台くらいの大きさの夜用ナプキンですとコンビニやドラッグストアでも買いやすいので、それで大丈夫な人は乗車前に購入しておきましょう。
バスターミナルの近くや、ターミナルのビル内にドラッグストアがあるところなら直前に買いやすいです。
量が多い人だと、よく売っている夜用ナプキンの大き目のでも不安な人はいると思います。
最近はほとんど腰までを覆うタイプのショーツ型ナプキンも出ています。
失敗しやすい人や量が多い人、タンポンがどうしても嫌な人はこのような大型ナプキンを乗車直前につけておくと良いでしょう。
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どれを使うにしろ、乗車直前に一度トイレに行ってウォシュレットで洗った上で、新品のをつけておいたほうが安心です。
替えのナプキンは貴重品とともにバッグで車内に持ち込むことになります。
その際見られるのが恥ずかしいと言う方も多いでしょうから、女性専用席をなるべくとるようにしましょう。
夜用のナプキンだとかさばりますから、小さなハンドバッグだと入りません。
車内持ち込み用のカバンはボストンタイプや小さめのスポーツバッグ、チャックの閉まるトートバッグなどが良いでしょう。
折りたためる軽いバッグだと、ナプキンを使い切ってしまった後はコンパクトにたためます。
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生理中の宿泊先はどうする?
宿泊する先も、生理できついときは過ごしやすい環境を選びましょう。
ドミトリーやカプセルホテル、ネットルームよりは、個室にシャワーがあるビジホやシティホテルのシングルルームをオススメします。
ビジホでも「エコノミーシングル」等銘打って、大浴場使用前提で個室にシャワーもない部屋もたまにありますが、そういったものは生理に当たりそうな日には避けましょう。
もちろん生理中は大浴場には入れません。
シャワーでも何かあった時にすぐ入れるとは限らない、共用設備が多い宿だと生理中は特に不便です。
特に男女混合のドミトリーだと、生理用品の持ち歩きにも気を使いますので落ち着けません。
女性専用部屋があるドミトリーでもシャワーやトイレは共同ですから、混む時間帯は順番待ちをしないといけません。
ビジホやシティホテルのシングルルームでしたら、お部屋にいるのは自分1人。
不愉快になったときは誰の遠慮もなく、すぐにユニットバスで体を洗えます。
衣類を汚してしまったときもすぐ洗って干せます。
ですから、生理中は部屋に浴室がついたシングルルームの宿泊がベストです。
ドミトリーやカプセルホテルを使うときも、なるべく女性専用の施設をとった方がいいでしょう。
シャワーやトイレの順番待ちがあるにしても、女性だけの環境の方がこういう時には気楽です。
ただでさえ生理の時は普通なら些細なことでもイライラしがちなので、宿代はあまりケチらずに快適さを優先しましょう。
生理痛の対策はどうすればいい?
辛い生理痛ですが、我慢することはありません。
薬で痛みを落ち着かせられるならそうしましょう。
そうでないと苦痛でライブどころではなくなってしまいます。
ベストなのは、レディースクリニックにかかって自分にあった痛み止めの薬を出してもらうことです。
しかし、どうしても予約が取れなかったり地元に婦人科がなく行けないこともあります。
その場合は次善の策として、市販の生理痛対策の薬を使いましょう。
いつも使っていて合う薬があればそれが一番いいです。
ドラッグストアで買う時は、薬剤師さんがいる時間帯に行って相談するほうが良いです。
お薬手帳があれば薬剤師さんに見せて相談し、少しでも合う薬を勧めてもらいましょう。
特にアレルギーが何かある人はプロの意見を聞きましょう。
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体質によっては薬が合わず副作用が出る場合もありますので、その際はすぐ使用を中止してお薬手帳にその時出た症状を書き留めておき、病院に早くかかりましょう。
生理の悩みは婦人科にすぐ行こう!
量が多い時期が長く続き、頻繁にナプキンを変えないといけない人もいます。
また、生理痛がひどすぎて立っていられなかったり脂汗だらだらの人もいます。
中には倒れてしまう人もいます。
このような人は遠征に行く前に、病院の婦人科にかかって必ず専門の医師に相談しておきましょう。
あまりに量の多い時期が長い人や、痛みが度を越してキツい人だと、何かの病気が隠れている場合もあります。
もし病気のせいで生理がきついなら、早めの治療が大切です。
妊婦さんも受診する産科ありの病院だと、「妊娠してもいないのに産婦人科行きにくい」という人も多いでしょう。
特に未成年の人は産婦人科だとジロジロ見られたり変な噂を立てられるのではないかと心配な人も多いと思います。
そのような時はお産を扱わない婦人科専門の病院、レディースクリニックに行きましょう。
評判のいいレディースクリニックはかなり混みますし、特に女医さんが担当する人気クリニックは下手すると半月以上先しか予約が取れないこともあります。
良いクリニックが近くにあるなら、早めの予約が大事です。
PMSの対策に低容量ピルを処方してもらうこともありますが、ピルは個人の体質によって当たり外れがあり副作用もありますので、自分の体質にすぐに合うものが見つからない人もいます。
ある程度の時間をかけていろんな薬を試して試行錯誤するときもあります。
ですから、生理で何か悩みのある人、度を越してきつい人はすぐ婦人科に行っておきましょう。
遠征直前に慌てていくより、普段からかかりつけのクリニックを作っておき定期検診を受けた方がより適切な手当ができます。
とはいえ、産婦人科は全国的に不足しています。
婦人科だけのクリニックどころか、産科を兼ねた病院すら全くない地域も、地方だと多いです。
地元に婦人科がなく、どうしても出発前に診察してもらえそうにない人は、遠征先でレディースクリニックがないかどうか調べてみて、あれば問い合わせして遠征でも診てもらえるか聞きましょう。
都会なら結構クリニックの数が多いので、予約が可能なら早めに予約しておきましょう。
遠征先では、長丁場で見なければならない治療は難しいかもしれませんが、今の生理痛の痛みに薬を出してもらったりアドバイスをもらうことは可能かもしれません。
もし遠征で毎回行く場所が決まっているのならば、そちらでかかりつけのクリニックを見つけても良いでしょう。
診察する方のお医者さんも、ある程度なじみになった方が症状をより的確に分析しやすいです。
生理をずらす薬は出してもらえる?
旅行のために生理を薬でずらしてもらうという話は聞いたことのある人も多いかと思います。
特にフジロックのような野外の夏フェスなど、過酷な環境のライブですと生理をずらせるものならそうしたいですよね。
これは婦人科に行き、ピルを処方してもらい10日ほどまでの間ずらします。
遠征に行きたい日の生理を前にずらすか、後にずらすかすることになります。
ただし、保険が効かない上にある程度の日数飲み続ける必要がありますし、飲み方もお医者さんの指導をちゃんと守らないといけません。
上記の通り、ピルは個人の体質に合わないものもあります。
薬を飲み始めるのも、「前の生理の途中から」になります。
ですから「旅行で生理をずらしたい」という相談は遠征ギリギリではなく、必ず早めに婦人科に行きましょう。
遠征の日程が決まってからすぐクリニックの予約を取り、早く相談・診察に行くことが望ましいです。
ドームツアーなら1年前の発表もありますし、ライブハウスツアーでも3ヶ月くらい前までには発表があるでしょうし、行く日程も早く決めて婦人科で相談しましょう。
遅くても1ヶ月半前までには行くように心がけましょう。
まとめ
生理期間中は女性にとって何かと負担の大きい時期。
遠征に使う交通機関や宿泊先も無理をせず、心身に負担の少ない場所を選びましょう。
生理が度を越して重い人、遠征日からずらしたい人は早めに婦人科にかかり相談しましょう。
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