麻疹の予防をしておこう

麻疹 体調管理

コロナにインフルエンザと次々と感染症の騒動に見舞われるこの頃ですが、今度は麻疹の感染の警報も聞かれるようになりました。

ライブ遠征時に麻疹にかかったり感染拡大しないためにはどうするといいのでしょうか。

麻疹はなぜ恐ろしいのか?

「麻疹(はしか)」というと「小さい頃1回かかったら大丈夫なんでしょ?」「ぶつぶつができるだけなんでしょ?」と軽いイメージを持たれがちな病気です。

しかし実はかなり恐ろしい病気なのです。

とにかく感染力がめちゃくちゃに強く、すれ違っただけでうつることもあります
マスクや手洗いでも防ぎきれません。

参照:厚労省公式「麻疹について」

そしてかかった時の特効薬はなく、ひたすら対症療法をして寝ているしかありません。
もちろん自然に良くなることも多くありますが、悪化の方に行くと最悪脳の炎症にもつながります。

同じ5類感染症のコロナよりも場合によっては厄介な病気です。

諸外国では未だ猛威を奮っている地域も多く、海外遠征の際には十分気をつけましょう。


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麻疹の予防はどうやったらいい?

上記のように大変怖い病気ですが、ワクチンの効きがかなり長持ちするのはコロナよりも助かる点です。

麻疹ワクチンは2回打ち終わったら基本的にはもう受ける必要もありません
(医療系の人は抗体切れの時に追加接種することがありますが)

なので、予防はワクチン一点に尽きると言っても過言ではありません。

今の日本ではMRワクチンという風疹との混合ワクチンが主流です。
若い世代は乳幼児期に接種を受けるのが一般的で、これによってかなり日本では流行が抑えられています。


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麻疹にもしかかったらどうする?

かかった時の初期症状は風邪に似ていて、発疹(赤いブツブツ)はその後です。

なので、初期はただの風邪かインフルかコロナかわからないのが厄介なところです。

もし麻疹の感染の可能性がはっきりしているのでしたらその旨を伝えた上で、発熱外来に電話して指示通り受診しましょう。

ライブ遠征後に麻疹がわかったら

もしライブ遠征から帰宅直後に麻疹と診断されたときはすぐにライブ主催者とライブ開催地の保健所、宿泊したホテルに連絡をしましょう。
「麻疹にかかりました、座席はどのへんにいて現地でこのように行動しました」ということを伝えましょう。

超強力な感染力なので、早く伝えないと対策が取れず拡大させてしまいます。

SNSのアカウントを持っていたらそちらでも言って、近くの席の人が気づくようにしましょう。

ワンマンライブでしたら所属事務所やバンドのリーダーにもファンメなどですぐ連絡しましょう。
特に平成12年より前に生まれた世代だと十分な接種が受けられておらず、40歳をすぎたバンドマンは基礎疾患持ちの人も増えるので、うつすと悪化させて今後の活動に支障をきたす可能性もあります。

麻疹の予防接種を受けたい時

「心配だから早くワクチン受けたい」と言っても、飛び込みで受けることはできません。
まずは下調べと相談をしましょう。

接種歴はどうやったらわかる?

実家に母子手帳が残っていたら、MRワクチンの接種歴を調べましょう。
2回接種できている記録が残っていたら一安心ですので、医療系学生でないひとはもう何もしなくていいです。

MRワクチンは世代によっては制度が整備されていないため受けられていない人はいます。
特に平成12年より前に生まれた人は受けられていない人は多いです。

親に聞いて、小さい頃麻疹にかかったことがあるかどうかも確認しておきましょう。

抗体検査を受けよう

「親が母子手帳を無くしてしまって接種歴も覚えていない」「接種は1回したけど前すぎて抗体が残ってるか不安」「子供の頃かかったかもしれないけどうろ覚え」という人は、まず病院で抗体検査を受けましょう。

医療系の学生さんだと実習があるので抗体検査をみんな受けますが、医療業界人でない人は自分で病院に行くしかありません。

保険が効かないので2千円以上はかかってしまいますが(金額は病院によって多少違います)、絶対に休みたくないライブが控えている時や海外遠征の前には受けておきましょう。
個人病院でも受け付けていますが、大学病院でも定期的に請け負っているところがあります。

抗体検査の結果、十分な抗体が残っていればワクチンを打つ必要はないこともありますので結果を受け取った時に聞いておきましょう。

「全くワクチン打ってもいなかったし麻疹にかかったこともない」という人は抗体検査なしで予防接種を予約しても行ってもいいです。

抗体検査はどこで受けられる?

個人病院に問い合わせてもいいですが、自治体によっては情報をまとめてくれているところもあります。

自治体抗体検査の場所費用
新宿区新宿区風しん麻しん抗体検査、任意風しん・麻しん・MR(麻しん風しん混合)予防接種 指定医療機関」(PDF)に掲載されている医療機関。予約は掲載の各医療機関へ病院によって異なる
熊本県熊本大学病院「生理機能検査室検査カフェ」、月曜日~金曜日 9〜16時現地で直接申し込み(予約不要)、一般は20歳以上のみ、医療系学生は18歳以上から麻疹2,600円

麻疹の予防接種はどこで受けられる?

多くは内科のクリニックで受け付けていますので、近所の病院に問い合わせてみましょう。

皮膚科のクリニックでも一部受け付けているところがあります。
しかし、ワクチンの在庫が常にあるとは限りませんので多くの場合予約必須になります。

自治体でも、麻疹の予防接種を受け付けている病院リストをまとめているところもあります。

自治体名麻疹予防接種受付クリニックのリスト
渋谷区渋谷区 風しん抗体検査 ・ 麻しん風しん予防接種 指定医療機関一覧(PDF)
板橋区板橋区麻しん風しん混合(MR)ワクチン任意接種実施医療機関(PDF)
泉大津市麻しん風しん混合(MR)ワクチン等予防接種市内指定医療機関一覧(PDF)
島根県任意の予防接種(麻しん)実施可能医療機関一覧(PDF)

予防接種の費用は?

医療機関により多少の違いはありますが、麻疹単独だと6千円前後、風疹との混合のMRワクチンだと1万円はかかります。

MRワクチンの場合、若い夫婦でしたら「妊娠の可能性がある」ということで風疹予防をする必要があるため自治体の補助を受けられる場合もあります。
自治体の公式サイトを確認しましょう。

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