コロナが5類になったということでさまざまな規制も緩和されている中。
しかしコロナもその他の感染症もなくなったわけではありません。
もしライブ後に発熱した場合はどうすればいいのでしょうか？
まずは発熱外来に電話！
これはコロナが５類になっても変わらない原則です。
まず一切の予定はキャンセルし、発熱外来を受診するのが大原則です。
発熱している場合、いきなり病院に行くのは絶対にNGです。
飛び込みで行くと他の患者さんや病院のスタッフにうつしてしまい、最悪診療が止まってしまいます。
後述のように、熱が出るやばい感染症は他にも多数あります。
なので、まずは発熱外来のある病院を探し、電話連絡して予約を入れましょう。
受診の仕方もその際に指示されますので従いましょう。
どこに発熱外来はあるの？
基本的には「（今いる自治体名） 発熱外来」で検索してみてください。
もしかかりつけが発熱外来もやっているのでしたらそちらに行くのがベストです。
自治体の公式サイトには、発熱外来の連絡先をまとめていてくれるところも多数あります。
また、独自でコールセンターが設けられている市町村もあります。
連絡がついたら、病院にどのように受診したらいいのかを聞きましょう。
検査キットで陰性だったけど？
コロナ用の検査キットで陰性であっても、熱が出た時は絶対に自己判断してはいけません。
特に安物の「研究用」と書かれているキットは誤判定が多いので、「キットで陰性だったのに受診して検査したらコロナ陽性だった」は良くあります。
他の病気の可能性もありますし、コロナとあまり変わらないくらい恐ろしい感染症もあります。
熱が出ていたらとにかく予定は全て中止を鉄則にしましょう。
そしてコロナの自己検査は「医療用」「第一医薬品」と書かれたキットしか使わないようにしましょう。
発熱外来に行く前にキットでの自己診断が必要という病院も多くあります。
発症してから買いに行くのは難しいので、キットは家に常に置いておきましょう。
特にマスク規制を緩和したライブに行く人は購入しておいたほうがいいです。
医療用でコロナ陰性が出た時も、発熱外来で「コロナでないのなら何の病気か」をはっきりさせて早く治療にかかりましょう。
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コロナが5類になって何か変わったの？
これまでの「２類相当」の時はコロナと診断されれば治療費は国にもってもらえましたが、5類になると他の病気のように通常の保険負担になります。
コロナ専用の治療薬は高いので（ラゲブリオだと元の値段が10万します）、当面は補助が出ますが副作用や飲みあわせの問題があるので若くて基礎疾患のない人にはあまり出さない傾向があります。
ごく軽いなら解熱剤などでインフル並みの治療費で済みますが、症状が重くなればなるほどお金はかかってきてしまいます。
ホテル療養も2023年春でやめてしまっている自治体が多いので、自宅療養を余儀なくされることが多いです。
感染者が激増している自治体だと、かなり悪くならないと入院できません。
やはりかからないのが一番で予防するに越したことはありません。
一人暮らしの人は特に、万一かかってしまった時に備え、非常食や検査キットなどは常に自宅に置いておきましょう。
非常食は災害の時の備えにもなります。
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何日目まで家にいればいいの？
発熱外来で診断を受けた後、何日療養すればいいかは病気や症状によって異なります。
必ずお医者さんの指示は守り、療養期間中は家から出ないようにしましょう。
「だって行きたいライブあるし熱も下がってきたからいいよね？」と勝手に判断してライブに行ってしまうのは言語道断です。
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発熱する病気はコロナだけじゃない！
熱が出た時に大事なのは自己判断しないことです。
とにかく発熱外来で専門家にきちんと診断してもらいましょう。
初期症状が風邪に似ていて、発熱する感染症は多数あります。
特に2023年は春夏のインフルエンザが増加傾向にあります。
また、強力な感染力で知られる麻疹も最初の症状は発疹より先に風邪のような発熱がきます。
麻疹はすれ違っただけでうつるほど超強力ですので、予防接種をしていない人や「何年前に打ったか覚えていない」「抗体がつかない体質」という人は特に要注意です。
2023年はヘルパンギーナも増加していますが、これも初期症状が発熱や咽頭痛と紛らわしい病気です。子供の病気というイメージが強いですが大人もかかります。
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また、感染症以外でも熱の出る病気は多数あります。
その中には早く手当てしないと大変なことになる病気も少なくないので、とにかく専門家の判断を仰ぐことが大事です。
ライブ主催者には知らせたほうがいいの？
もしライブ直後に発熱して何かの感染症と診断された場合、ライブの主催者やバンドメンバー、事務所に知らせたほうがいいのか迷う人も多いと思います。
結論から言うと「絶対に言ったほうがいい」です。
特にコロナ、インフルエンザ、風疹、麻疹、結核は即お知らせしましょう。
コロナは5類になる前にCOCOAも停止になっているので、もしクラスターが起きていても主催者がいつまでも気が付かない可能性がありますし、最悪の場合メンバーにもうつしてしまいます。
特に小さくて換気のよくない箱のライブで「マスクは任意+コール解禁」としている場合、ステージの上のメンバーにもうつる可能性は高いです。
コロナやインフルはもちろんですが麻疹や風疹など、重大な後遺症を引き起こす可能性のある感染症や２類の結核は発生したらすぐに主催者が把握したほうがいいです。
なので、すぐに事務所やメンバーへのメールフォームで連絡をしましょう。
特にライブ予定が詰まったツアーの場合「中止させてしまったら悪いのでは」と思って黙ってしまう人もいるかもしれませんが、知らせないままでもっと感染拡大し、大きいクラスターを出してしまったらさらに重大なことになります。
もともと基礎疾患のあるメンバーだとその持病を悪くすることにもなります。
特に以前にメンバーがコロナに罹ったり、大きな病気をしたことのあるバンドのファンの方は「ライブの○日後に熱が出てコロナと診断されました、席はここにいました」というのは絶対に早く知らせたほうがいいです。
参加したライブ会場の所在地がある地域の保健所にも連絡はしたほうがいいです。
特に麻疹は知らないで歩き回っていると大変なことになるので、すぐ知らせましょう。
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