ライブにどうしてもいけなくなってしまった時やチケが取れなくて諦められない時、昔ならチケット掲示板でやりとりしていました。
しかし、最近は転売について厳しい対応が取られるようになってきています。
ですから、公式から処分されずチケットをお譲りできる公式リセールがあります。
公式リセールの使い方やメリットを解説します。
公式リセールって何？
どうしてもライブに行けなくなった時に、レコード会社や事務所が認めたサービスを使ってお譲り先を探せるシステムを公式リセールと言います。
私的な掲示板やオクでのやり取りと違い、業界の公認です。
公式リセールってどんなものがある？
様々なアイドルやバンドを扱った総合公式リセールサイトとしては、まず「チケトレ」があります。
そして、電子チケット限定の「EMTGトレード」もあります。
そのほかに、ぴあ、e+、LINEチケットといった大手プレイガイドでも公式リセールサービスを行なっており、そのプレイガイドで購入したチケットに限りリセールが可能です。
ぴあの公式リセールシステムは「Cloak」と言います。
「チケット適正流通協議会」というのがありますので、ここに名を連ねているプレイガイドやリセールサイトなら大丈夫です。
公式リセールを積極的に取り入れているアーティストですと、公式サイトにちゃんと案内が書いてあります。
バンド系だと、ヤバいTシャツ屋さんや10-FEETあたりはきちんと公式リセールのページを作ってありました。
V系でも、ゴールデンボンバーが電子チケットのみですが、FC会員同士で譲り合いできる体制を作っています。
公式リセールのメリットは？
何と言っても公認ですから、そこで購入したチケットで堂々入場できることです。
転売ヤー扱いされて出禁になることもありません。
そして定価と送料の取引が基本ですので、ぼったくられる心配がありません。
公式リセール利用に必要なものは？
取引はチケトレの場合携帯払いやコンビニ払いも可能なので、クレカはあってもなくてもいいです。
チケトレで購入した際には「購入証明書」という、「公認サイトで買いました」ということを証明する書面がスマホに届きます。
また、EMTGトレードは電子チケット専門なので当然スマホが必要です。
ですから、公式リセールを利用するのであれば対応機種のスマホが必要になってきます。
5年以上前のスマホやガラケー利用の人はうまく電子チケットが表示できない事もあり得ますので、すぐ機種変しておきましょう。
Apple iPhone 13 128GB ミッドナイト SIMフリー (整備済み品)
公式リセールは何日前までできる？
基本的に、紙チケットに関しては締め切りが早いです。
チケトレの場合、発券済みチケットの出品は10日前、取引は7日前までになっています。
電子チケットの場合はもう少しギリギリまでの取引が可能になっています。
公式リセール以外でのお譲りはどうしてダメ？
近年はチケット転売に対する取り締まりをどこの事務所でも強化しています。
2018年に転売サイトのチケキャンが閉鎖されたのも記憶に新しいところです。
大手事務所だと非公認の転売サイトやオークションは事務所スタッフが巡回していますので、バレないと思っていてもどこからかバレることは珍しくありません。
一般的知名度が高いグループだと、第三者から通報が入る可能性もあります。
譲ってもらったチケットでライブに行ったらスタッフにつまみ出され、即時永久出禁やFC追放になったという報告も多く上がっています。
「定価で譲ったのにダメなの？」といっても通用しません。
もちろん、定価を超える値段の取引は余計厳しく対応される可能性が高いです。
ですから、もう公式リセール以外は使わない方がいいのです。
公式リセールに対応してないんだけど？
事務所によっては、まだまだ公式リセールに対応していないところがあります。
小さな規模のインディーズバンドだとスタッフの数も資金力も少ないので仕方ありません。
しかし、最前占拠のために買い占め等しなければ小規模バンドではソールドは滅多にありません。
ちゃんとチケットは手に入るのですから、そもそもチケを余らせる買い占めなどはやめましょうという話です（苦笑）
大手事務所なのに公式リセールが未整備なところに関しては、公式にちゃんとしてもらわないと困ります。
これに関してはアンケートなどでこまめに要望を出し、早く導入するように公式の尻を叩きましょう。
コメント