5月25日、いよいよ全国で緊急事態宣言が解除になりました。
様々な業種の自粛解除が進む中、これからライブはいけるのでしょうか?
簡単じゃない「ライブ解禁」
しかし、解除になったからと言って何もかもがすぐに元どおりになるわけではありません。
特にライブに関しては、まだまだ再開まで時間がかかるのが実情です。
大型ライブはまだまだ先!
これまでもライジングサンやa-nationなどの夏フェスが多数中止発表されて来ました。
また、大型のワンマンライブも夏まで中止発表が相次いでいます。
大手事務所でも、LDHは7/19までのライブ中止を発表しています。
やはり大きな会場で、安全策を守りつつライブをやるというのは想像以上に難しいことなのです。
政府や各自治体のガイドラインでも、よくても8月いっぱいはイベント会場の半分しか入れられません。
音楽以外のイベントの中止状況からしても、大きな会場のライブ再開はまだまだ夏のうちは難しいです。
こういった事情から、ホール〜スタジアムのライブは2021年に延期しているところが多くなっています。
小規模なライブは大丈夫?
では「小さい箱でのライブは大丈夫?」と思うかもしれません。
しかし、ライブハウスは「三蜜」の環境にあるということで自治体から未だ休業要請が出ているところが多いです。
先んじてGW明けに緊急事態解除になった地域でも、まだライブハウス再開はできていません。
休業要請も少しづつ解かれていきますが、ライブハウスはスポーツクラブや動物園などに比べると、解除の順番はどうしても後になってしまいます。
東京は解除のロードマップとして、「イベントは50人から段階的に解除」としています。
大阪府は独自のガイドラインが設けられています。
仙台でも、ライブハウス側が独自のガイドラインを設けました。
どの地域も、共通した基準としては
- 人の間を開ける
- 入場時に手を消毒
- マスク必須
というのが基本になっています。
会場単位で独自の工夫を凝らすところもあり、広島のセカンドクラッチは床にテープを貼って立ち位置の間隔が開くようにしています。参照:公式ツイッター
このような状況を考えると、暴れ系のライブはなかなかやりづらいと言えます。
キャパ400を超える大きめのハコの再開はまだまだ先になりそうです。
7月下旬のライブハウス公演も中止になっているところが多いので、7月以降のライブに関しては公式をこまめに見ておきましょう。
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イベントライブでは、V系の定番イベント「CRUSHI OF MODE」が当初渋谷横浜名古屋3公演とも観客を入れる予定にしていましたが、結局全公演有料配信の無観客になりました。
参照:Vif記事「進化したイベント「CRUSH OF MODE」、今年も終わらない夏をプロデュース!」
特に首都圏だとどうしても感染者数が多めなので、主催者もギリギリまで判断を迷うことになります。
このように、事態の推移により急遽ルールが変更になったり再延期になったり、配信のみになる可能性はまだまだあります。
再開してもぬか喜びせず、情報蒐集につとめましょう。
県またぎの移動はできる?
これまで、各都道府県の知事から「県外からの来訪は控えてほしい」とのアナウンスがあり、県外へのお出かけは自粛ということになっていました。
緊急事態宣言解除に伴い、与党の会議で首相が「6月19日から県外移動を解禁の方針」と報じられました。参照記事https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn?a=20200525-00000036-jnn-pol
このまま収束していくならば、6月後半以降に県をまたいでの移動が再開されることになりそうです。
勿論、感染が拡大すればまたそれも延期になってしまいます。
気を緩めることなく、感染予防を心がけましょう。
遠征の交通機関は大丈夫?
ライブそのものが再開されても、交通機関がいつも通りでなければ遠征もままなりません。
6月いっぱいは、飛行機や夜行バスは大幅に本数を減らしており、地方によってはほとんど運行休止になっているところも多いです。
7月以降の予約は通常通りの時刻表扱いで受け付けている航空会社が多いですが、これもどうなるかはまだわかりません。
ですから、6月いっぱいは県外への遠征は難しいと言えます。
ホテルはやってる?
遠征するのに大事なのはまず泊まるところです。
しかし、コロナウイルス感染者が多かった首都圏や関西圏では、比較的症状の軽い感染者の療養施設として提供しているため通常営業が休みのホテルも多いです。
6月半ばまでは一般客の受け付けを中止しているホテルも多いです。
もう一つ、非常に残念なことにお客さんが減って営業を完全にやめてしまったホテルもあります。
バンギャ向けの価格帯のホテルですと、カプセルホテルの「ファーストキャビン」が倒産してしまいました。
秋葉原や羽田など、フランチャイズの店舗は残りますが京橋や京都、名古屋駅は閉店になってしまいました。
そのほかにも単立のホテルやドミトリー、民泊で営業を断念してしまった宿もあります。
泊まりたい宿がある場合、営業状況はよく確認しておきましょう。
飲食店はやってる?
遠方への遠征でなくても、近場のライブでも食べるところがあるかどうかは大事な話です。
飲食店はすでに店内でのイートインを再開したところも多いです。
しかしまだ営業時間を短縮していたり、テイクアウト中心のままでいたり、営業形態を大幅に変えてしまった店も多いです。
残念ながら経営を断念してしまったお店もあります。
ですから、これもホテル同様いつも以上に下調べが必要になります。
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