ホールではあまりありませんが、ライブハウスだと必ずと言っていいほど「ドリンク代」を取られます。
これはなぜなのでしょうか?
そして、ドリンクの交換の仕方や飲むタイミングなども解説します。
ライブハウスにはなぜドリンク代が?
これは、ライブハウスの営業許可が「飲食店」のカテゴリーで出されているからなのです。
一般ロックやV系やアイドル系の出るハコですと「飲食しながらライブ」というのはあまりおなじみではありませんが、座ってまったり聴く系のジャンルだとご飯を食べながらお酒を飲みつつライブを聴く、というのは割とあることです。
そしてドリンク代がハコ側の収入源にもなっています。
もちろん出演者に使用料は取りますしチケット代という形でそれはお客さんの負担にはしてもらっています。
しかしライブハウスの運営にはそれでは足りません。
光熱費やスタッフさんへのお給料など出て行く費用も多いのがライブハウスです。
このため、ドリンク代がハコ側の収入の足しになっているのです。
ドリンク代の相場は?
従来はワンコインの500円が多かったですが、最近は諸経費の値上がりにより600円にする会場も多くなっています。
チケットにドリンク代はいくらか書いてありますので、入場時にお金を崩しておきましょう。
ドリンク代の支払いをクレカや交通系ICカード対応にしているライブハウスはまだ多くないので、やはり現金をちょうどの価格用意しておきましょう。
入り口で代金をドリンクチケットに交換してくれますので、それを場内のドリンクカウンターで交換します。
ドリンクチケットは紙の場合もありますし、ハコによってはメダルやバッジなどを使うこともあります。
小さいバッジ型の場合は特にうっかりすると無くしやすいので気をつけましょう。
ドリンクはどんなものがある?
基本的にはオレンジジュースやコーラなど、よくあるソフトドリンクが多いです。
ミネラルウォーターはボトルで提供されることが多いです。
中にはライブハウスオリジナルのドリンクを出すところもあり、大阪のバナナホールでは生バナナジュースがあります(笑)
高田馬場Club Phaseは出演バンドイメージのノンアルコールカクテルが出ることもあります。
ライブハウスで飲めるお酒は?
お酒は成人に限り提供するハコも多いです。
基本のカクテルやビール、チューハイ系のお酒などが多いです。
カクテルはそれほど凝ったものはなく、カシスソーダやスクリュードライバーなどシンプルなものが多いです。
カウンターでお酒とジュースを混ぜて作ってくれるところも多いです。
カップではなく、ペットボトルや缶、瓶で提供されることも多いです。
ソフトドリンクだとミネラルウォーターやウーロン茶が多く、お酒だと大手メーカーのビールや氷結、瓶入りのスミノフが多いです。
以前はZIMAも定番だったのですが日本での販売終了になってしまいました。
酒提供には身分証チェックがある場合も多いですが、入場時ほど厳格なものでもないです。
いかにも中学生だったり制服だったらダメって言われるでしょうけど、「どう見ても大人」という人でしたらほぼ見た目でパスな箱も多いです。
今はなき高田馬場エリアではチェックはありましたが、保険証で十分でした。
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ドリンクを飲むタイミングは?
ガラガラのライブで最前にも拘らないときや、コロナ対策で椅子着席やテープでバミってあるライブならトイレにも行きやすいのでいつ飲んでも大丈夫です。
しかしそこそこ混んだスタンディングだと飲むタイミングが悩ましいところです。
「ライブ演奏中にトイレに行きたくなったら嫌だなあ」「終演後にスカッとした気分でお酒飲みたい」という時は終演後に交換しに行って飲んでも構いません。
しかし終演後の交換ができない会場だったり、終演後急いで帰らないといけない時はそうは行きません。
ボトルの蓋が閉まらない紙コップでしか提供がない場合は、開演前にさっさと飲みに行くしかないです。
ZEPP系列だと、アルコールは蓋を開けての提供になるので場内で飲み切らないといけません。
しかし空腹の時にお酒を飲むと悪酔いする可能性もあります。
「ドリンク交換が開演前のみで、紙コップで提供」の会場でお酒を飲みたい時は、夕食を早めに済ませて空腹にならないようにしておきましょう。
ミネラルウォーターをボトルで提供してくれるハコでしたら、ライブ中に少しづつ水分補給をしたい人も多いと思います。
そのような場合、床に置くとこぼしたり誰かが踏んで転倒の危険もありますのでドリンクホルダーを持って行くといいでしょう。
ペットボトルや缶を開けないままで提供してくれる時は、そのままカバンに突っ込んで家やホテルに持ち帰るのもいいでしょう。
私も缶のお酒が出るところだと、結構持ち帰ってホテルで飲んでます(笑)
ホテルの冷蔵庫で冷やして飲めたり、製氷器の氷を入れて飲めたりしますしね。
コロナ対策でドリンクはどうなる?
ライブハウスのドリンクは、従来は紙コップで提供されることが多かったです。
しかしコロナ対策を鑑みて、ボトルで蓋を開けず渡されることも多くなっています。
このような場合、あまりたくさん水を飲みたくない人や持ち帰る人には助かりますね。
お酒の提供はまん延防止が敷かれた場合、停止されることもあります。
自治体や店によっても違いますので、ライブハウスの公式SNSのアナウンスを見ておきましょう。
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